この研修は、スマート農業で得られたデータの活用法を目的としたものです。営農指導員歴5年目以上の方を対象として、令和7年1月まで全4回行われます。

第1回目は「最新情報を知る」です。スマート農業とはデータに裏付けられた事実や道理に基づいて正しい判断と行動を起こすことであること、農家の意思を実現するための作業ツールであることをお話ししました。ですが、そこには前提として“人間の判断”が必須となってくることを心に留めて欲しいこと、“スマート農業を導入した”というだけで収量や品質向上につながるものではないことをお伝えしました
あわせて、スマート農業戦略のハード面とソフト面の本質と戦略とともに、現場での事例をいくつか紹介しました。

次いで「肥料を知る」として一発肥料の内容説明と、施用する窒素成分量からの現物施用量について製品ごとに解説を行いました。また、施肥後に畑状態であると微生物により肥料中のアンモニア態窒素が硝酸態窒素に変化すること、施肥から入水までの期間が長い場合、施肥ロスになる可能性が高いことをお話ししました。

次回は8/6です。「ドローンセンシング利用法」について研修を行います。